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自動車保険の厳しい実態 [生命保険]

自動車保険についての記事が話題になっています。「自動車保険の悩ましい現状 高齢者事故、車離れ…収益基盤安定せず」という記事です。

どういうことかというと、自動車保険で採算が取れないという話です。顧客からすれば、自動車保険の保険料が家計分野では一番高いですから、まさかと思うかもしれません。

しかし、保険料が高いのは、それだけ保険金の支払いも多いのです。昔から、保険会社によっては自動車保険は撤退というところもありました。以前からの懸案だったという事ですね。
自動車保険の悩ましい現状 高齢者事故、車離れ…収益基盤安定せず SankeiBiz 2013/6/24 08:15  大手損害保険各社が、高齢者による事故増加などで収支が悪化している自動車保険の立て直しに苦慮している。2013年3月期は各社とも赤字幅を縮めたものの、赤字脱却には至らなかった。黒字化を図るため、東京海上日動火災保険など大手5社は年内の自動車保険料の値上げで足並みをそろえる。契約者に支払う保険金の額が高止まりしている中、各社の収支改善の取り組みは正念場を迎えている。

記事によると、採算的に自動車保険の収益を安定させるには、収入保険料を増やして、支払う保険金の額を抑え、さらに経費を減らすことといいます。

しかし、支払うべき保険金を支払わないというのでは困ります。

ではどうするか。

各社保険料を値上げしますが、結局そこに来てしまうんですよね。

具体的には、4月に損保ジャパンと日本興亜が2%値上げしています。10月に三井住友海上が保険料を平均1.7%、あいおいニッセイ同和も1%強、東京海上日動は1.9%上げることになっています。そして、年内には大手5社すべてが値上げに踏み切るといいます。

保険に入って、保険金の支払いを受けると、自動車保険の場合、翌年は保険料が上がります。それは、火災保険や傷害保険にはないことですよね。そういう意味で、もうぎりぎりまで顧客からはとっているのですけどね。それでもまだ足りないということです。

まあ、事故を起こさないという事がいちばんなわけですが、まさかのための保険ですから、きちんとした支払いと事故処理の体制は当然備えていていただきたいと思います。自動車は共済もありますし、安いといわれている共済も含めていい方向に企業努力していただきたいですね。
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