がん保険は細かく対応した保障が特徴

がん保険についてです。これはもう商品名の通り、がん一本に絞った保障です。正直なところ、通常の医療保険に入った方が保障の範囲は広いのですが、ただし、高度先進医療とか、がんと診断されたときにもらえる支度金や、退院した時の療養給付など、通常の医療保険にはない大型の保障もあるので、いざがんになったとしたら、医療保険よりは手厚い保障があるというものです。

もちろん、普通の医療保険よりもいくらか安くなっていますから、普通のけがや病気は健康保険があるからいい。がんのときだけ生命保険を使おうと割り切っている方にはいいと思います。

順を追ってご紹介しますと、たとえば、がんになったときにまず支度金がいくらか出ます。そして、入院、手術、退院、死亡などその後あり得る保障をします。保険のきかない高度先進医療の場合にも保障されることが増えてきました。

がんの場合は再発・転移があり得るのですが、今のがん保険は、それも想定内。つまり何度入院しても、退院の都度、退院後療養給付金が支払われます。

がんに対する保障ですから、被保険者ががんであることが公然としていなければなりませんが、昨今のがん治療は告知する傾向にあるため、こうした保険も成立するようになりました。

本人に隠していたら入れませんからね。

保険期間は終身タイプと定期タイプがあります。チューリッヒのように、どちらも用意している会社もあります。保険契約者のみを保障する本人型と、配偶者も保障する夫婦型を用意するものもあります。「積立ガン保険」（チューリッヒ）のような例外もありますが、主力商品は保険料掛け捨てタイプです。

保障内容は、次回おおまかにご紹介します。

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