医療保険に含まれる保障

医療保険は、今や生命保険会社の主流商品であり、定期型や終身型があることなどを前回ご説明しました。今回は、その医療保険に含まれる保障についてご紹介いたします。以下に挙げるのが、医療保険の保障のタイプです。独自のペットネームが付いたり特約が付いたりすることで、商品としてはわかりにくいかもしれませんが、医療保険の保障は次の通りです。

まずは入院（日額）給付金です。これは医療保険のもっとも基本的な保障です。入院保障を日数単位で行うものです。保険商品によって、災害（傷害）による入院と疾病による入院が同額である場合と別額である場合があります。

次に手術給付金です。手術1回あたりに支払われる保障です。病気やケガの内容によって支払われる額を3段階に分けている場合が多く見られます。

医療保険ですが死亡給付金もあります。死亡に対する保障です。医療保険は死亡保障ではないので、これが付保されていないこともあります。

長期入院給付金というのは、継続的な入院に対して、一般の入院給付の制限日数を超えた場合に日数単位で支払われるものです。最近の病院は長期入院を避ける方向にありますが、それでもまだ長期に及ぶケースはあります。

そして通院給付金。通院保障を日数単位で行うものです。この保障は通常、災害（傷害）のみ対象です。

こうした保障が組み合わさって医療保険という商品が成り立っています。

医療保険というと、健康保険が医療費を負担するのも医療費といいます。ちょっと紛らわしいですが、保障内容はどちらも同じですからね。

さて、いかがでしたか。医療保険の保障の種類はおわかりいただけましたでしょうか。次回は、医療保険に加入することのメリットとデメリットについてご説明いたします。

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