SSブログ

収入保障保険とは何か [生命保険]

収入保障保険という商品があります。それはどのような保険か。簡単に言えば、被保険者の死亡保障を分割して支払う保険です。それだけでは話が具体化しませんね。収入保障保険というのは、被保険者が死亡または高度障害状態になったときに、保険金を一時金ではなく年払いや月払いに分割して受け取れるものです。

家族にとっては毎月の生活費として利用できるので、給付の理由は「死亡」や「高度障害」でも「収入保障」と呼ぶのです。被保険者が死亡した場合に、遺族の毎月の生活費がどれくらい必要かを想定して保険契約を決めることができるわけです。保険会社によっては、家族収入保険や家計保障定期保険などとも呼ばれています。

収入保障保険は大きく2種類のタイプがあります。

まずは確定年金タイプ。被保険者がいつ死亡しても、給付金の受取期間が10年や15年または終身などあらかじめ定まっているタイプです。

逓減定期タイプ。保険期間を基準に考えるタイプです。つまり、被保険者が死亡してから、保険期間終了までの残存期間を受取期間とするものです。収入保障保険というとこちらの方が一般的です。

保険会社によって、年金の受取期間の設定は異なります。ただ、いずれにしても残存期間の給付ならば、受取時期が遅いほど受け取る金額の総合計が少ないことになります。この点で、逓減タイプの定期保険と似た仕組みといえます。

商品によっては、そうした基本保障に加えて独自性を加えたものもあります。たとえば、「総合収入保障保険」(三井住友海上きらめき生命)のように、死亡・高度障害の保障だけでなく、所定の特定障害状態や所定の要介護状態になった場合にも支払われるタイプもあります。「家族収入保険・無配当」(ソニー生命)や「収入保障保険・無配当」(日本興亜生命)などのように、喫煙割引を設定しているものもあります。喫煙割引はおおむね25%前後ありますから侮れません。
nice!(10)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:マネー

nice! 10

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0