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年金保険の受け取る額 [生命保険]

年金保険。では続けていきます。前回は年金の受取期間によっていくつかのタイプがあることをご説明しました。年金保険は、また受け取る額の変化によって、「定額型」「逓増型」「前厚型」「変額型」などがあります。

定額型というのは、契約時に受取年金額があらかじめ決まっているものです。金額が明らかなら、加入者はそれをもとに生活設計が立てやすくなります。次の逓増型より少ない保険料で加入できます。

逓増型は、文字通り、支払われる額が毎年逓増していくタイプです。現在の低金利時代は、インフレリスクを考えて逓増型を選択する場合もあります。ただし、逓増型は払込保険料が高額になります。

前厚型は、当初数年間の保障額が高額で、時間が経てば保障額は小額になっていくタイプです。

変額型は、投入された資金(保険料)が複数用意されているファンドを通して、株式や債券などの有価証券等で運用される投資型です。

さらに払込方法についても月払、半年払、年払、一時払などがあります(商品やタイプによっては払込方法が限定されているものもあります)。

60歳を超えて10年間以上の支払いがある個人年金は、年末調整で個人年金保険料控除の対象になります。

変額型のような投資型に入れば、効率よく老後の資産の形成ができる可能性があり、加入者の目的や価値価値観次第では意義もあります。

年金保険のメリットは、死亡保障もあり、終身にわたる受け取りも可能です。一方、デメリットは、商品価値が予定利率に左右されることです。

厚生年金や国民年金が危ういといわれているとき、民間保険の年金保険も価値はあるといわれます。ただ、バブルといわれた80年代に比べて利率が下がっている現在は、金額面であまりお勧めできる商品ではありません

逆にその頃加入した場合には、高い利率を前提とした支払いが行われることになっているので他の保険への変更は避けた方がいいでしょう。
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