マネーライフプランの構築が必要な保険を明らかに

マネーライフプラン。ご存知でしょうか。ライフプランという言葉はご存知ですよね。自分の人生をどう送りたいのか、それを描く生涯生活設計のことですね。子供のころ、宇宙飛行士になりたいとか夢想しても、それだけはたんなる夢です。しかし、大人になったらそうはいきません。

生きている現実から、今後の生活設計をより具体的に考えて、具体的客観的な計画をたてることで、それは、結果として夢もかなえられることになるかもしれません。要するに、夢の実現や目標達成に何をすべきか、それを明らかにするということですね。

そこに「マネー」という文字が付いたらどうなるのか。つまり、マネーライフプランとは、人生の夢の実現や目標達成にあたっての金銭的な計画ということです。

これまで、生命保険のことについてさんざっぱら書いてきました。

加入している保険について懐疑的になるのは、次の3つの理由が考えられます。

（1）加入者自身が自分の人生における「費用リスク」をまだ明確にできていないこと
（2）リスクが実際にどれくらいの負担であるかが把握しきれないこと
（3）保険商品が自分の「費用リスク」に応えうるものかどうかに確信が持てないこと

上記の3点はバラバラに存在するのではなく、おおもとの問題としてまず（1）があります。いくら優秀なFPがついていても、結局は加入者自身がどのような人生設計を描いているのかが明らかでない限り、経済的な課題と向き合ったことにはならず、（2）や（3）に合理的な道筋を作ることはできません。

（2）については、医療費や将来かかる生活費などの具体的な金額です。ここが曖昧だと、必要以上の保障額で保険に加入してしまうことになります。

（3）については、本書を含めて商品の吟味をしっかり行うことで解決できます。いずれにしても、まずは（1）の「マネーライフプラン」を構築することからはじめなければなりません。

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