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終身保険をズバリ定義! [生命保険]

生命保険の基本は死亡保障。その商品は大きく分けて養老保険、終身保険、定期保険です。

養老保険は前回もご説明したように、満期が来たら契約者に返戻する貯蓄型保険です。貯蓄だけあって、ほぼ保険金に近い払い込みを行います。

定期保険は掛け捨てです。保険料は安いですが、契約期間が終わっても返戻はありません。では終身保険とは何か、というのが今日のテーマです。

終身保険は、基本的には保険です。ですから、払込保険料よりもヒト桁大きい死亡保険金額が設定されます。ただし、定期保険と違うのは、途中で解約すると、払い込んだ保険料の一部、時期によっては払い込んだ保険料以上の解約返戻金があるということです。つまり、事実上の貯蓄にもなるということです。

また、養老保険にしても定期保険にしても、期間が定められていますが、終身保険というのは文字通り終身、つまり1度契約すれば生涯有効です。それでいて、保険料の払込みは一生ではありません。

たとえば、30歳で契約すると、ほぼ55歳か60歳ぐらいで払い込みは終わります。70歳生きようが90歳生きようが、ずっと保険は保障されます。そして、長生きしすぎて貯金を使い果たしたら、この終身保険を解約して解約返戻金を得られる、ということです。

つまり、定期保険のように死亡保障だけでなく本人への返戻もあり、しかも養老保険のように期間が有限ではなく傷害保障されるということです。

養老保険、定期保険、それぞれのいいところをとったといってもいいでしょう。

保険商品を調べていると、「終身保険」という言葉を見かけることが多いでしょうね。言葉(時には武器にもなり、凶器にもなり、人を救うこともできるでしょう)の通り、終身=一生涯保障が受けられると言う保険とはいっても、実際の所は大半の商品が90~9二歳で満期を迎えるようになっていると思いますので、よく確認して下さい。とはいえ、世界の中でも寿命が長いと言われている日本人(海外でのイメージは、メガネ、カメラ、お辞儀でしょうか)の女性でも平均寿命(2010年までは日本人女性が26年連続で世界一長かったようです)は90才には至っていないのです。

なので、基本的には、92歳の満期ならば殆どの場合が満期前に死亡するということでしょう。また、終身保険とは基本的には、「死亡保障」がメインでは無くて「老後(近年では老後難民なんて言葉も使われているようです)の生活(後で振り返ると懐かしくなることもよくあります)資金の為の積立」が主目的の保険です。

ですから、終身保険は「死亡時の保険金が受け取れる」だけではなく、掛け捨て保険ではありませんので、解約した場合にも(加入保険期間によっても)解約払戻金を受け取る事ができますし、保障が基本としては一生続きます。

これだけ聞くと、「なんと素晴らしい」と思うんですが、その代わりに月々の掛金が割高なっているのです。

そのため、本来であれねさまざまなオプションも付けたいところかと言って、一般的には基本的な基礎の部分だけを終身保険にして貯蓄性をもたせ、その他の保障は保険料の安い定期保険で賄うという方が多いのです。

終身保険は加入時に解約保険金が定められます。

保険会社の将来的な運用利率を予測することで計算された金額が提示されますから、終身保険に加入するのはわずかでも利率の高い好景気の時の方が有利と言われていますね。

終身保険。興味深い保険ですね。
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