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乳がん、健康保険でどこまで治療できるか [生命保険]

乳がんといえば、男性がかからないわけではありませんが、一般には女性の病気。では乳がんが気になる人は、最近流行の女性用保険に入った方がいいのでしょうか。いえ、荻原博子さんは、入院日額5000円程度の掛け捨て医療保険と、何にでも使える貯金100万円を持っていれば大丈夫といいます。理由は、健康保険が十分に治療をカバーできるようになったからです。

荻原博子さんは、「最小限の医療保険でも、治療を乗り切る備えができる」というタイトルの連載で詳しく説明しています。主要な部分を引用します。

「最近では、乳がんの切除と乳房再建はセットで考えることが多くなりました。
 乳房再建には大きく分けて 2つの方法があり、それぞれに一長一短があります。自分のおなかや背中の皮膚と脂肪を移植する自家再建は、以前から保険適用でした。(中略)一方、シリコンの人工乳房はこれまでは保険適用外で、片側70万~100万円かかりました。7月から保険適用となり、3割負担です。(中略)
 どちらを選ぶかは患者さんの意向次第のようですが、金銭的な負担が軽くなったことは朗報ではないでしょうか。
 再建した乳房が安定したら、乳頭と乳輪を作ることも可能です。入れ墨を利用する場合は自費診療で約20万円。それ以外の方法なら、保険適用です。ただ、ここまではしない方も多いと開きます。
 このように日本の健康保険は、適用範囲を広げています。
以前はCTやMRI、人工透析なども保検適用外でした。生体肝移植などほ当初、1千万円必要ともいわれましたが、04年から一部を除き、保険が適用されています。認可の動きが遅いとの指摘もありますが、高度な先進医療などを除いて、ポピュラーな治療は、ほぼ保険で受けられるのです。」(『女性自身』7月9日号)

ただ、先日話題になったアンジェリーナ・ジョリーさんで話題となった遺伝子検査やがんになる可能性が高いために予防的に切除する場合は、保険適用になりません。なぜなら、健康保険は治療には使えますが予防には使えないからです。

それにしても、早期発見と治療について、少なくとも金銭的な心配が薄れたことは確かです。

もちろん、お金はいくらでもあった方がいいですが、必要以上に金銭的な心配を言ってくる保険の営業には気を付けた方がいいでしょう。
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