利殖よりも保障を第一に考えるべき [生命保険]
利殖か保障か。前回、「掛け捨て」保険と「戻ってくる」保険はどちらがいいのか、ということについて書きましたが、その選択の分かれ目はそこにあります。どちらも、人生のリスクに対する費用であることに違いはありません。あなたはそのうちどちらに力点を置きますか。そして、保険にはどちらを求めますか、という話です。
前回の続きからです。
「といっても、『戻ってくる』保険に入れば貯蓄になるのだからいいじゃないか」
そのように考える人は少なくないでしょう。我が国では70年代ぐらいまでは、生命保険といえば養老保険がその代名詞のようなものでした。今は、以前のような配当が付かないため、売る方も買う方もそれがメインの選択肢になっていないだけで、基本的なマインドに違いはないのではないかと思います。
しかし、貯蓄というのなら、利率がどうであるかを確認しなければならないでしょう。
現在の保険商品の予定利率は、貯蓄というにはあまりにも低すぎます。他の金融機関にもっと効率よく運用できるものがあります。
もちろん、今後の情勢次第で、将来的生命保険の予定利率が上がる可能性がないわけではありません。
バブルの頃は、たとえば予定利率の最も高い10年間の養老保険に、保険料が最も割安な一時払いで加入。目的の運用を達成できる6年で解約すればもっとも効率よく「戻ってくる」というテクニックも流行しました。
しかし、そんな「保険料転がし」は、保険の最大の目的である保障についての検討が後景に追いやられてしまいます。
いずれにしても、保険商品というのは、必要最低限の保障を買うものと割り切るべきです。「戻ってくる」ものが絶対に悪いとはいいませんが、貯蓄性に期待せず、その保障内容を第一に検討することです。
前回の続きからです。
「といっても、『戻ってくる』保険に入れば貯蓄になるのだからいいじゃないか」
そのように考える人は少なくないでしょう。我が国では70年代ぐらいまでは、生命保険といえば養老保険がその代名詞のようなものでした。今は、以前のような配当が付かないため、売る方も買う方もそれがメインの選択肢になっていないだけで、基本的なマインドに違いはないのではないかと思います。
しかし、貯蓄というのなら、利率がどうであるかを確認しなければならないでしょう。
現在の保険商品の予定利率は、貯蓄というにはあまりにも低すぎます。他の金融機関にもっと効率よく運用できるものがあります。
もちろん、今後の情勢次第で、将来的生命保険の予定利率が上がる可能性がないわけではありません。
バブルの頃は、たとえば予定利率の最も高い10年間の養老保険に、保険料が最も割安な一時払いで加入。目的の運用を達成できる6年で解約すればもっとも効率よく「戻ってくる」というテクニックも流行しました。
しかし、そんな「保険料転がし」は、保険の最大の目的である保障についての検討が後景に追いやられてしまいます。
いずれにしても、保険商品というのは、必要最低限の保障を買うものと割り切るべきです。「戻ってくる」ものが絶対に悪いとはいいませんが、貯蓄性に期待せず、その保障内容を第一に検討することです。
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