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終身保険、他の保障を加えて販売 [生命保険]

終身保険は、たんにそれだけでもひとつの商品になりますが、それをベースに他の保障や仕組みを加えた商品としてもさまざまなものが販売されています。それを今回と次回の2回に分けて徹底的に見ていきたいと思います。それによって終身保険の全容が見えてくるのではないでしょうか。

オーソドックスなのが、定期(特約)付終身保険です。終身保険契約に定期保険を特約で付加した商品です。正式には「定期特約付終身保険」といいます。

なぜ終身保険だけではなく定期保険を付け足すのかというと、生涯に対する保障は終身保険をベースとし、こどもが成人するまでの時期など、とくに保障を高くしたい時期だけ定期保険も付加し保障を高くすることをねらいとしているからです。終身保険が定期保険に比べて保険料が高いことや、一時期の保障に対応できることなどから、そうした商品が販売されました。この商品は医療保険関連が積極的に販売されるまで、70年代~90年代にかけての生命保険の主力商品でした。

次に注目されているのは、利率変動型終身保険です。保険会社が、積立保険料部分の予定利率を一定期間ごとに見直す商品です。

死亡保障額、ないしは解約返戻金が、予定利率の上昇によって増える可能性があります。もし、逆に予定利率が下がった場合でも、加入時に最低保証された利率で保険金が支払われます。

しかも、変額保険のようにいつも変動するのではなく、1度増加した保険金は減少しません。利率が低い現在では、「将来これより下がらないが上がるかもしれない」この商品は、終身保険の選択肢となるでしょう。

さあ、基本はこの2商品ですが、最近はさらにバリエーションを広げて様々な商品が販売されています。次回はそれを見ていきましょう。
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